算数が楽しくなる!遊び感覚で頭がよくなる!子供におすすめの本15選

書籍/雑学

東大卒で主に数学を専門に教鞭をとっております

筆者についてはコチラ▼

子どもたちの頭はまるでスポンジのように新しい知識を吸収します。

算数や数学もその例外ではありません。

しかし、教科書だけではどうしても興味を持たせるのが難しいと感じる親御さんも多いのではないでしょうか。

算数は日常生活や実社会との深い関係があり、実践的な応用力を身につけることが重要です。

ここでお勧めしたいのが、遊び感覚で楽しみながら学べる算数・数学の本たちです。

そこで今回は、算数を楽しく学べる図鑑・絵本、算数のエッセンスをわかりやすく解説した本、パズル脳を鍛える本、算数と実生活をつなげて深く学ぶ本をご紹介します。

これらの本を活用することで、子供たちは算数への興味を持ち、論理的思考力や応用力を養うことができるでしょう。

身近な問題を通じて、数学の考え方や原理が自然に身につくのが魅力です。

忙しい日常の中でも、ちょっとした時間に本を開けば、子どもの好奇心をぐっと引き寄せる内容が満載です!

こんな方にオススメの記事です!
  • 子どもが算数が好きになれるような本はないかな?
  • 子どもが算数や数学が好きみたい!
  • もっと算数・数学に興味を持ってもらえるような本はないかな?
  • 子どもに算数・数学のおもしろさを伝えたい!
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算数を楽しく学べる図鑑・絵本

算数を楽しく学ぶための図鑑や絵本は、子供たちの学習に役立ちます。

さわって学べる算数図鑑

この図鑑は、算数の学習を体験しながら楽しむことができます。

カラフルな紙の仕掛けや立体の展開図を使いながら、100以上のしかけを通じて算数を学ぶことができます。

小学生にも分かりやすく、算数への興味を引き出す一冊です。

さわって学べる図形図鑑

この図鑑も「さわって学べる算数図鑑」と同様に、図形を触りながら学ぶことができます。

平面の形から立体の組み立てまで幅広い図形の基礎を学ぶことができます。

特に図形の単元で苦手意識を持っている子供におすすめです。

小学自由自在 算数のなぜ?新事典

この図鑑は中学受験のご家庭でよく使われます。

身近な算数の謎や定理、方式の由来などを解説しており、さらに算数における偉人についても紹介されています。

特に面白いのは、世界の有名な数学者10人を漫画で紹介している部分です。

漫画を通じて学ぶことで、算数への興味を引き出しやすくなります。

親子でかんたん 算数・数学

この図鑑は大きな図やカラーイラストを使い、算数を分かりやすく解説しています。

小学校から中学校や高校の入試範囲まで、幅広く網羅しています。

そのため、低学年から高校生まで長く使える特徴があり、算数が苦手な子供にもおすすめです。

考える力が身につく!好きになる 算数 なるほど大図鑑

この図鑑は、小学生向けに算数を身近なものと結びつけて紹介しています。

身近な事例や数字、数学の謎を解説し、また算数に関連する歴史上の人物も紹介されています。

算数の基礎を学びながら、興味を持ちやすくなるでしょう。

身近な事例や仕掛けを通じて学習することで、算数への興味を引き出し、深く理解を深めることができるでしょう。

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算数への興味を育む本

つぎに、算数の興味を引き出すためには、楽しく学べる本がおすすめです。

数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜

筆者は幼少期に学校の先生に勧められて読みました。とても印象に残っている本の1冊です。

夜な夜な数の悪魔が数学の楽しさを教えてくれるお話です。

出版社は10歳からおすすめとされていますが、小学校低学年でも楽しめる内容ではないでしょうか。

低学年で習ったことのない内容があっても面白く読めると思います。

算数や数学が嫌いな人も数学が好きになれるかもしれない、そんな1冊です。

ニュートン科学の学校シリーズ 算数の学校

科学雑誌『Newton』(ニュートン)のジュニア版の算数編です。

ニュートンらしく美しい写真や絵のビジュアルが特徴的です。

それらをパラパラとながめるだけでも算数の面白い世界に引き込まれることでしょう。

算数おもしろ大事典IQ 増補改訂版

この事典には身近なテーマについてのエピソードが掲載されており、漫画やイラストも使用されています。

算数が苦手な子供でも楽しく読み進めることができます。

つくって遊べるプログラミング

この本ではプログラミングをテーマにしたさまざまな活動が紹介されており、算数だけでなく他の教科のプログラミングも学ぶことができます。

現代ではプログラミング教育が注目されており、算数の内容を学びながらプログラミング思考を身につけることができます。

ドラえもんの学習シリーズ

誰もがご存知のドラえもんシリーズ。どんな子も抵抗なく手に取ってみれることでしょう。

ドラえもんの学習シリーズにはあらゆる分野がありますが、算数だけでもかなり多くのテーマに分かれて存在します。

テーマは「かけ算・わり算」「面積・体積」「式とグラフ」「文章題」「関数」…などなど。

よく知っているドラえもんやその仲間たちの絵として印象に残るので、理解も深めやすく、さらに記憶にも残りやすいため、学習としても効果的です。

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算数のパズルで脳を鍛える本

Newton大図鑑シリーズ

こちらも科学雑誌『Newton』による、世界一美しい数学パズルの図鑑です。

子どもから大人まで楽しめるバラエティに富んだパズルがいっぱいあり、親も一緒に考えながら楽しめます!

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小学校高学年以上向け

Newton ニュートン

赤い表紙が印象的な科学雑誌ニュートンの「14歳からのニュートン超絵解本」シリーです。

こちらは2022年から刊行されたシリーズですが、大人向けのニュートンもリアルなイラストや写真がとてもきれいで、イラストと見出しを眺めるだけで子どもも楽しめると思います。

幼少期に、内容をすべて理解はできないもののペラペラめくって見て楽しんでいました。

子どもが科学分野に興味を持つきっかけにもなれる書籍だと思います。

素数

1冊は「素数」について↓↓↓

素数とは、「2、3,5,7,11…」この通り、1とその数自身以外では割れない数です。

素数が無性に好きな人って結構いるんですよね。

三角関数

もう一つは「三角関数」↓↓↓

誰もが学校で習ったことのある、「sin(サイン)」「cos(コサイン)」「tan(タンジェント)」のことです。

何のために使うかわからず習った三角関数が世の中でどんな役に立っているのかを教えてくれます。

虚数

個人的に好きなテーマはこちらの「虚数」について↓↓↓ 

さらにこちらは「14歳から~」シリーズではなく「ニュートン式 超図解  最強に面白い!!」シリーズです。

高校生で習いますが、虚数とは「2乗するとマイナスになる数」です。

そんな存在しない数だから虚数です。

そんな面白い数について教えてくれます。

他にも「14歳からのニュートン超絵解本」シリーズからは本記事記載時点で「確率」や「統計」などが発刊されていて、通常のシリーズにも魅力的なテーマがたくさんあります。

しかし個人的にはニュートンは宇宙関係が一番好きです。写真がとってもきれいなんです。

美しい数学のはなし

こちらは小中学生には難しい読み物です。

ただ、数学が好きになった方にはおすすめの本です。

上下巻あります。

ちょっと難しいです

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大人にもおすすめした本 2選

ここから先は中学生以下には難しい本です。

数学に興味のある高校生以上・大人の方におすすめしたい2冊です。

学校の先生にもおすすめ!

もはや個人的な趣味のレベルです

応用数学夜話

高校生にわかる範囲から、かなり難しい内容まで幅広く含みます。

数学をいかに使うか

数形代数と微積分を学んだ人を対象とされています。大学以上で数学を使う人や中高の教員など、大人の方向けです。

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おまけ:日本人数学者の異次元なお話し

余談ですが…

京都大学の世界的に有名なある日本人数学者のお話です。

その方は、16歳でアメリカの名門大学に進学し、19歳で学士過程卒業、23歳で博士課程を卒業をされている、もう異次元に優秀な方です。

この方が2012年にABC予想という、数学の世界の未解決問題を証明し論文にしました。論文雑誌に投稿しましたが、査読を経て雑誌で発表されるまでになんと8年もかかったのです。

どういうことかというと…。

まず査読とは、論文雑誌編集者側の他の専門家たちが投稿された論文を読んで、誤りや不適切な内容がないか評価し掲載(発表)の可否を検討するものです。この査読を通過してようやく、学術論文は雑誌に掲載が決定します。

少なくとも「きりんのメモ」運営者らの工学や医学の世界では査読期間は通常数か月単位のことが多いですが、このABC予想を証明した論文は、その査読期間に8年もかかりました。

要は、論文内容が難しすぎて、査読を行った他の専門家たちが内容を理解し検証するのに8年もかかったということです。他の専門家らももちろん優秀ですが、追いつくのに8年かかったのです。

論文自体は、2012年の時点で世界的にも注目されていましたが、他の専門家が検証・理解し査読を経るのに長い時間を要したわけです。

現実にそんなことがあるんですね。本当に異次元の世界です。

2020年に雑誌掲載が決まったニュースを聞いた時には「おぉー!!ついに!」と思わず声に出ました。

一般人が知らない異次元の学問の世界があることと、学問の世界にはまだまだ人間がわかっていないことが山ほどあるんだということを感じるお話でした。

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まとめ

子どもにおすすめな算数・数学の本を紹介しました。

あくまで個人の見解・感想なので、本の選出時の参考にしていただけますと幸いです。

子どもたちが算数や数学を楽しく学べることに役に立てたらと思います。

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