塾なしで現役東大合格(理系)を果たした筆者が実際に使用した参考書を紹介します。
さらに、筆者が実践した参考書の効果的な使い方を具体的に解説します。
比較的シンプルなこれらの参考書・問題集は、独学でも理解を深め、効率的に学習を進めるための強力な武器となります。
どの科目にどの参考書を使ったのか、詳細なレビューとともにお届けします。
※いずれも最新版・新課程版などは必ずご自身でご確認ください!
数学の参考書/問題集
チャート式|青チャート
王道の青チャートです。数学ⅠAからⅡB・ⅢCまで全て1周ずつやりました。
間違えた場合は、その場で解答を見て確認します。
分厚いので、基本的には1周で終えました。
サクシード
こちらも数学ⅠA・ⅡB・ⅢCに取り組みました。
1周したあとに、気になるところだけ見返したので1.5周程度でしょうか。
大学への数学
上記を終えるとやることがなくなり、応用問題の演習が必要になるので、「大学への数学」をやっていました。
月刊誌なので毎月購入して、1ヵ月で1冊ずつのスピードで消化していきます。
東大数学50年
過去問に慣れることは重要です。
これはかなり量も質もボリュームがあり、良問も多いです。
2周してもわからないため、少なくとも3周はしました。
英語の参考書/問題集
英語の構文100
筆者の学校で採用されていたテキストです。
学校の課題で「各ページをコピーしてテキスト内容をまとめてきなさい」といった宿題があり、言われた通りにやっていました。
夏休みも含めて1~2ヵ月でこの課題を終え、1冊を1周で終えました。
東大英語・京大英語
これらをそれぞれ1周やりました。
学習方法としては以下の通りです。
- 長文問題の内容は日本語で全体を把握はするが、ひとつひとつの単語や文法まで突き詰めはしない
- 間違った問題はその場で解答を見て確認・理解する
- 英単語全てを理解しようとはしない
- 気になった英単語や文法を見直す程度(例えば、難しい単語でも以前も出てきたな、という単語など)
英単語
何かしらの参考書を1冊持ってやっていましたが、忘れました。
暗記は得意ではなかった(嫌いだった)ので、あまり真剣に取り組んでもいなかった気がします。
国語の参考書/問題集
現代文|学校独自のテキスト
現代文は学校の教員独自で作成されたテキストを使っていました。
非常に洗練されたテキストで、いまだに大切に残してありますが非売品のためご紹介できず残念です。
赤本
やはりこちらもひたすら過去問をこなし慣れていきます。
化学の参考書/問題集
リードα化学基礎+化学(化学問題集)
この問題集は2~3周しました。
こちらは改訂版があるので、ご購入の際は必ずご確認ください!
物理の参考書/問題集
学校の教科書
教科書内の例題や、学校授業で配布される教員独自のプリントなどの宿題を無難にこなしていました。
東進の問題集
どの参考書だったかも忘れましたが、東進が出版している問題集1冊を2~3周しました。
理科の問題集
化学と物理は上記の通り、問題集を何周かしてこなしていました。
一通りやり終えて、一度本屋で問題集を探したことがありましたが、どこの出版社の参考書・問題集も内容はほぼ同じだと判断しました。
数学はいろいろなバリエーションの問題が作成できるので問題集は様々ありますが、恐らく化学や物理はそれほど多くの問題のバリエーションは作成できないのでしょう。
結局何も買わずに帰り、最初に持っていた上記の問題集を繰り返していたことをよく覚えています。
まとめ
10数年前の話しなので、教育課程も変わり参考書や問題集の種類も変わってきていると思います。
しかし、やはり王道の参考書や問題集は良質であるのは変わりないでしょう。
良質な参考書に集中的に取り組み、過去問をやりこみ慣れることは、基本であり、成功への近道とも言えるのではないでしょうか。
知人にも塾なしで京大合格に至った方がいますが、やはりひたすら過去問をやりこんでいました。
勉強の方法は個人によって異なると考えています。
自分に最適な学習スタイルを早いうちに見つけ、東大合格を手にする日を心から願っております!