「保育士試験は独学でも合格できる?」
「仕事や育児をしながらでも間に合う?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
筆者は仕事・子育てをしながら、約4か月の独学で保育士筆記試験に一発合格しました。
筆者の試験結果

9科目すべて「合(合格)」と記されています。
複数回受験した場合、過去に合格した科目は「免(免除)」と記載されるようです。
この記事では、実際に筆者が取り組んだ勉強スケジュールや使用した教材、効率よく学習を進めるコツをすべて紹介します。
これから独学で保育士試験に挑戦する方の参考になれば幸いです。
★この記事でわかること★
結論|保育士試験は独学でも十分合格できる
結論からお伝えすると、保育士試験は独学でも十分合格を目指せます。
筆者は仕事・子育てをしながら、約4か月の独学で保育士筆記試験に一発合格しました。
もちろん、誰でも簡単に合格できる試験ではありません。
しかし、正しい教材を選び、効率よく勉強を進めれば、仕事や子育てをしながらでも十分に合格を目指せます。
私が意識したことは次の4つです。
- 問題集を中心に繰り返し解く
- 過去問で出題傾向を把握する
- テキストは辞書代わりに使う
- 満点ではなく「6割以上」を目標にする
この記事では、実際に私が取り組んだ勉強スケジュールや使用教材、科目ごとの勉強法をすべて紹介します。
保育士試験とは

保育士試験は、保育士資格を取得するための国家試験です。
年に2回(前期・後期)実施され、受験資格を満たしていれば誰でも受験できます。
筆記試験は以下の9科目で構成されています。
- 保育の心理学
- 保育原理
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
- 教育原理
- 社会的養護
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
各科目の6割以上の得点で合格となり、すべての筆記科目に合格すると実技試験へ進みます。
また、一度合格した科目は3年間有効となる制度があるため、一度ですべての科目に合格できなくても、次回以降に合格科目を持ち越すことができます。
そのため、「9科目もあるから無理そう…」と心配する必要はありません。
出題範囲を理解し、計画的に学習を進めることで、独学でも十分に合格できる資格です。
次に、筆者が実際にどのようなスケジュールで勉強を進めたのかを紹介します。
独学4か月の勉強スケジュール

ここからは、筆者が実際に保育士試験合格まで取り組んだ勉強スケジュールを時系列で紹介します。
勉強期間は約4か月でしたが、毎日長時間勉強していたわけではありません。
勉強に飽きて数週間全く手を付けない時期もありました。
勉強の流れはおおまかに次のとおりです。
| 時期 | 勉強内容 |
|---|---|
| 4か月前 | 教材購入・問題集1周目 |
| 3か月前~2か月前 | 問題集を繰り返し解く・暗記系のまとめ |
| 1か月前 | 苦手科目の復習・暗記 |
| 試験直前 | 問題集流し読み・暗記事項の総復習 |
大切なのは、最初からすべて理解しようとしないことです。
筆者も最初は専門用語ばかりでほとんど理解できませんでした。
基礎知識が全くないテキストに取り組むことがストレスになるのは、どんな資格試験も同様です。
しかし、問題集を何度も繰り返すうちに自然と知識が定着し、過去問でも安定して合格点を取れるようになります。
それでは、勉強を始めた4か月前から順番に紹介します。
試験4か月前|まずは教材をそろえて勉強を始める
保育士試験受験を思い立ったのは次の試験の約5か月前でした。
そして受験申請手続きを行い、試験約4か月前から本格的に独学での学習をスタートしました。
最初に行ったのは教材選びです。
保育士試験では多くの教材が販売されていますが、何冊も購入する必要はありません。
筆者が実際に使用した教材は、以下通りです。
- テキスト 1種類
- 過去問題集+模擬問題集 2種類
教材を何冊も購入するよりも、「同じ教材を何度も繰り返すこと」のほうが重要だと考えています。
使用した教材①|『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』
まず購入したのが、『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』です。
なぜこれを購入したか。
口コミの評判が良かったからです。正直、初めて受験するので教材の良し悪しは分からず、「まずは評判の良い1冊を買ってみよう」という理由で選択しました。
勉強を始めたばかりの1周目は、一般常識で答えられる問題以外はほとんど不正解でした。
科目によっては×印ばかりになることもありますが、最初はまったく気にする必要はありません。
この時期の目的は、高得点を取ることではなく、試験範囲を一度見渡して「どんな内容が出題されるのか」を知ることです。
分からなかった問題は解説を読み、理解できなかった部分だけ以下のテキストで確認するようにしました。
使用した教材②|『ユーキャンの保育士 速習テキスト』
問題集で間違えた部分を復習するときに使用したのが、『ユーキャンの保育士 速習テキスト』です。
保育士試験では、最初にテキストを最初から最後まで読む勉強法を紹介している記事もあります。
しかし、筆者は初めて学ぶ内容ばかりだったため、最初から読み進めても知識がなかなか頭に入りませんでした。とてもストレスになります。
そのため、
「問題集を解く → 分からなかったところだけテキストで確認する」
という勉強法で進めました。
この方法のほうが知識が定着しやすく、勉強のモチベーションも維持しやすいと考えています。
のちのちに問題集を3周ほど繰り返したあとにテキストを読むと、内容が整理されているため理解しやすく、復習もスムーズに進みます。
もちろん、テキストを読むことが苦にならない方であれば、最初に一通り目を通してから問題集へ進む方法でも問題ないと思います。
この時期に意識したこと
保育士試験は暗記が必要な分野も多いため、問題集を繰り返しながら少しずつ知識を増やしていきました。
特に教育思想家や歴史の流れなどは、語呂合わせを作りながら覚えることで記憶に残りやすくなります。
筆者もこの時期から少しずつ語呂合わせを作り始め、試験直前にまとめて復習できる状態を作りました。
教育思想家の覚え方や語呂合わせについては、別の記事で詳しく紹介していますので、よろしければ参考にしてください。
試験3か月前|問題集を繰り返して基礎を固める
試験3か月前になると、『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』の2周目、3周目に入りました。
新しい教材を増やすのではなく、同じ問題集を繰り返し解くことを意識しました。
保育士試験は出題範囲が広いため、一度見ただけの知識はすぐに忘れてしまいます。
そのため、2周目・3周目と同じ問題を繰り返し解くことで、知識を定着させていきました。
間違えやすい問題、覚えにくそうな問題にはそれぞれ✖印や☆印などの印を付け、次回以降や試験前に見直すときにすぐ確認できるようにしていました。
そうすることで、「何度も間違える苦手分野」が一目で分かるようになります。
2周目でも間違える問題は重点的に復習
2周目になると、1周目より正答率は上がりますが、同じ問題で何度も間違えることも少なくありません。
そのような問題は、理解が曖昧なまま覚えようとしている可能性があります。
解説を読むだけで終わらせず、テキストで関連する内容まで確認すると、知識がつながりやすくなります。
筆者は特に、
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
- 教育原理
- 社会的養護
など、制度や法律が多い科目は繰り返し確認しました。
正答率よりも「理解すること」を意識
この頃になると、問題集の正答率が気になってきます。
しかし、筆者は点数よりも「なぜ間違えたのか」を理解することを大切にしました。
解説を読んでも全体像がみえない場合は、テキストで該当部分を確認し、理解してから次の問題へ進むようにしていました。
暗記は毎日少しずつ
教育思想家や法律名、年号などは、一度に覚えようとしてもなかなか定着しません。
歴史年表を自分なりにまとめたり、語呂合わせを作ったり、自分なりに覚えやすい言葉へ置き換えたりすると、試験本番でも思い出しやすくなります。
はじめのうちに基礎をしっかり固めておくことで、試験直前は新しいことを覚えるのではなく、苦手分野の復習に時間を使えるようになります。
この時期のポイント!
- 同じ問題集を2~3周する
- 間違えた問題を重点的に復習する
- 暗記ものは試験直前に見直せるよう整理・まとめておく
試験2か月前|勉強のペースが落ちても焦らない
試験2か月前は、正直なところ勉強量がかなり減りました。
『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』を2〜3周したことで少し安心してしまい、勉強にも飽きてきて、モチベーションも落ち気味に。
ある程度、暗記すべき内容をまとめたり、問題集やテキストに見直すべき箇所の印を付けたりしていたので、あとは試験2週間前くらいから詰め込めばいいだろうと思い、あまり勉強しない日も増えていました。
今振り返ると、もう少し勉強しておけば良かったとは思いますが、この時期に無理をしなかったことで気持ちをリセットできた面や、逆に直前に焦ってアクセルを踏めたという面もあります。
完全に勉強をやめていたわけではなく、時間がある日は問題集を見直したり、教育思想家や法律などの暗記事項を軽く確認したりする程度でした。

模擬試験と過去問で現在地を確認
勉強量は少し減っていましたが、間もなく試験1か月前になろうという頃に、現在地確認のため、『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』に付属している模擬試験と、全国保育士養成協議会の公式サイトで公開されている直近2回分の過去問題を解きはじめていました。
試験本番を意識し、時間を計りながら取り組み、点数もしっかり確認しました。
結果は、半分くらいの科目では合格点に届きませんでした。
特に『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』に付属している模擬試験は難易度が高く感じられ、途中で嫌になるほど難しかったです。
正直かなり焦りましたが、この結果が「もっと勉強しなければ」という気持ちにつながり、試験1か月前から再びアクセルを踏むきっかけになりました。
結果的にですが、この時点で点数が伸びなくても大丈夫です。
筆者もここから勉強のペースを上げ、一発合格できました。
模擬試験や過去問は、点数を競うものではなく、自分の弱点を見つけるために活用することが大切だと感じています。
この時期のポイント!
- 勉強量が減っても焦らない
- 試験1か月前から再び勉強を進められる状態を作っておく
試験1か月前|2冊目の問題集を購入してラストスパート

模擬試験や過去問を解いた結果、「このままではまずい」という焦りが一気に強くなりました。
『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』はとても良い問題集でしたが、模擬試験の難易度が高く感じられ、「本番もこんなに難しいのだろうか」と不安になったのを覚えています。
使用した教材②|『保育士完全合格 問題集』
そこで、問題の切り口が違う教材にも触れておきたいと思い、2冊目を購入しました。
2冊目は、桜子先生の参考書の次に口コミの評価が良いと思った『保育士完全合格問題集』でした。
2冊目を買って正解だった
実際に使ってみると、問題演習だけでなく、巻頭に掲載されているまとめページがとても分かりやすく、「もっと早く買っておけば良かった」と感じました。
特に巻頭で歴史の流れが年表でカラーで整理されており、時系列が分かりやすかったです。
それまで、歴史の流れを理解するために自分で年表を作って勉強していました。
もちろん、自分でまとめたことも知識の定着には役立ちましたが、この年表が最初から手元にあれば、もっと効率よく勉強できたと思います。
これから受験する方は、こちらの問題集の巻頭のまとめページもぜひ活用してみてください。
新しい問題で理解度を確認
2冊目の問題集では、1冊目よりサクサクと進み、知識の整理・確認になりました。
試験まで残り数週間のタイミングで解き始めましたが、試験直前まで3~4周できるくらいのペースで進められました。
「ちゃんと理解できていたんだ」と自信につながり、本番前に取り組んで良かったと感じています。
試験が近づき、暗記を本格化
この頃からは、新しい知識を増やすよりも、暗記科目の総復習に時間を使いました。
教育思想家や法律、保育所保育指針など、暗記が必要な内容は1日で簡単に1周できる量ではありません。
そのため、2日間の試験日程も踏まえながら、試験前日までに何を復習するかを自分なりに計画し、繰り返し確認していきました。
また、問題集に付けておいた✖印や☆印を中心に見直し、苦手な問題だけを効率よく復習できるようにしました。
試験まで残り1か月。
保育士試験はとにかく試験範囲が広く、試験前日の夜まで焦る気持ちもありました。
それでも、「できることを一つずつ」と気持ちを切り替えながら勉強を進めていきました。
この時期のポイント!
- 模擬試験で見つかった弱点を重点的に復習する
- 新しい問題で理解度を確認する
- 暗記ものは繰り返す
- 問題集に付けた印を活用して効率よく復習する
試験2週間前|子どもの発熱で勉強計画が大きく崩れた

試験2週間前になると、最後の総復習を進める予定でした。
試験2週間前からは、「○日前から暗記もの」「○日前は○○科目の過去問見直し」「前日はこのまとめを見直す」…といったように、試験当日までの勉強計画を細かく立てていました。
しかし、このタイミングで子どもが発熱。
予定外に約1週間、園を休むことになり、自宅で看病をしながら過ごすことになりました。
勉強時間は1週間ほとんど確保できず、事前に立てていた計画は大きく崩れてしまいました。
かなり焦りました。
これはもうだめだ、最後の詰め込みが間に合わない、と本気で思いました。
でも、「諦めたら試合終了。」
筆者は複数の資格試験を受験してきましたが、どの試験でも「試験用紙を提出するまで諦めないこと」が一番大切だと感じています。
完璧を目指すことをやめた
残り1週間になった時点で、「予定どおり全部復習するのは無理」と判断しました。
そこで、勉強する内容を思い切って絞ることにしました。
優先したのは、
- 問題集で何度も間違えた問題
- 教育思想家
- 法律関係
- 保育所保育指針
- 自分でまとめた暗記事項
など、本番で落としたくない内容です。
公式の「一般社団法人全国保育士養成協議会」のサイトから直近の過去問が手に入り、これにほぼ手を付けていない状態でした。
こちらの直近の過去問を各科目3回くらいじっくりやりたいと思っていましたが、諦めて、なんとか1~2回目を通せたかどうかという程度でした。
新しいことには手を出さず、「今ある知識を確実にすること」を最優先にしました。
計画どおりに進まなくても大丈夫
子育てや仕事をしながら勉強していると、予定どおりに進まないことは珍しくありません。
筆者も最後の最後で勉強時間を大きく失いました。
特に暗記ものが多い試験は直前に詰め込む時間を失うのは大きな痛手です。
それでも、優先順位を決めて復習することで、一発合格することができました。
完璧を目指すよりも、「限られた時間で何をやるか」を取捨選択することのほうが大切だと感じています。
この時期のポイント!
- 計画どおりにいかなくても諦めない
- 今ある知識を維持することを優先する
- 苦手分野に優先順位を付けて復習する
試験1週間前|新しいことには手を出さない
試験まで残り1週間。
本来なら最後の総復習を終え、直近の過去問も繰り返し解く予定でした。
しかし、子どもの発熱で約1週間ほとんど勉強できなかったため、計画どおりには進みませんでした。
残された時間は限られています。
保育士試験は試験範囲が広く、直前になればなるほど「まだ覚えていないところがある」と焦ってしまいます。
ですが、新しい問題や新しい知識に手を広げても、中途半端になってしまうだけです。
そのため、これまで使ってきた教材だけを繰り返し見直し、「今ある知識を確実に得点につなげること」を最優先にしました。
1週間前の時点で筆者が決めた優先順位は以下の通りです。
筆者が決めた優先順位
- 直近2回分の過去問(最低1回は目を通す)
- 問題集
- 「ユーキャンの保育士 速習テキスト」の見直し
- 時間があれば模擬試験
まずは直近の過去問と問題集を、自信を持って解ける状態を目指して繰り返し見直しました。
ただ、直近2回分の過去問は一部の科目はかろうじて1回目を通した程度になりました。それでも実際の過去問なので、1回目を通しておくことが大事だと思っています。
問題集は過去問をもとに作られていることが多いため、実際の過去問も極端に難しく感じることはありませんでした。筆者としては、模擬試験よりも過去問の方が解きやすい印象でした。
その後、知識の抜け漏れがないか確認するため、「ユーキャンの保育士 速習テキスト」を少なくとも1周は見直しました。見直しといっても、じっくり読み込むというよりは、流し読みしながら知識を整理するようなイメージです。
さらに最後の数日は、人物暗記や歴史の流れ、関連法令の制定順といった暗記事項も集中的に詰め込みました。
模擬試験は2冊分活用しましたが、時間不足もあり、見直しまで含めて1〜2周程度しか取り組めませんでした。十分に見直しができなかった部分もたくさんありました。
計画どおりには進みませんでしたが、限られた時間の中で優先順位を付けて復習したことが、一発合格につながったのだと思います。
この時期のポイント!
- 新しい教材には手を出さない
- 苦手分野を優先して復習する
- 完璧を目指さず、確実に得点できる知識を増やす
試験前日|やることを増やさず、翌日に備える
1日目の試験は以下の4科目です。
- 保育の心理学
- 保育原理
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
筆者は「保育の心理学」「保育原理」は比較的得点しやすい科目だと考えていたため、「子ども家庭福祉」「社会福祉」を重点的に見直しました。
教材は「保育士 完全合格テキスト」「ユーキャンの保育士 速習テキスト」、そして直近の過去問です。
また、「子ども家庭福祉」「社会福祉」「社会的養護」は内容が重なる部分も多いため、「社会的養護」の内容もあわせて確認しました。
前日は新しいことを覚えようとはせず、これまで勉強してきた内容を確認する程度にとどめました。
受験票や筆記用具、昼食、飲み物なども前日のうちに準備し、当日の朝に慌てないようにしておきます。
睡眠不足では本来の力を発揮できません。
試験は2日間にわたる長丁場なので、「前日はしっかり寝ることも試験対策」と考え、早めに就寝しました。
試験1日目|余裕を持って会場へ向かう
1日目の試験会場での復習方法
試験当日は、開始時間の約1時間前には試験会場へ到着しました。
会場によって開場時間は異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
交通機関の遅延や忘れ物など、予想外のトラブルも考えられるため、時間に余裕を持って行動すると安心です。
試験開始までは、「保育士 完全合格テキスト」と「ユーキャンの保育士 速習テキスト」を見返し、苦手な部分や暗記事項を最終確認しました。
特に「保育士 完全合格テキスト」の「よく出るポイント」「加点ポイント」は、短時間で復習できるため試験直前にも役立ちました。
また、お粗末なことに、試験当日にテキストを見直していて気が付いたのですが、『この1冊で合格!桜子先生の保育士 完全問題集』の巻頭の一部に直近の法改正やデータ改正に基づいた資料が数ページにわたってまとまっていました。これを該当科目の直前にパラパラと見直したりしていました。
筆者は各科目終了後に、どうしても結果が気になる衝動に抗えず…自己採点をしてしまいましたが、おすすめはしません。
試験終了後
1日目の試験が終わった後も、その日の内容を軽く振り返り、翌日に向けた復習を行いました。
やはり結果が気になり、筆者は自己採点だけでなく、正しい解答の解説まで検索してしまいました。
次の科目の復習時間がなくなるうえ、勉強に集中できなくなるためおすすめしません。
1日目が終わったら、結果は気にせず、2日目の試験に気持ちを切り替えましょう。
2日目も科目数が多く、体力と集中力が求められます。最後まで力を発揮できるよう、早めに就寝してしっかり体を休めることをおすすめします。
試験2日目
試験内容は以下の5科目です。
- 教育原理
- 社会的養護
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
試験前の過ごし方は1日目と同様です。
会場には余裕を持って到着し、試験開始までは暗記事項や苦手分野を中心に確認しました。
特に2日目は科目も多く、1日目の疲れも残っています。
後半にかけてどんどん集中力も体力も消耗してきますが、「あと少しで終わる」と気持ちを切り替え、最後の1科目まで全力で取り組みました。
試験時間中

テストのやり方は人それぞれだと思いますが、筆者の方法を紹介します。
試験中は、問題を解きながら次のように印を付けていました。
- 〇:自信を持って正解できる問題
- △:少し迷った問題
- ✖:ほとんど自信がない問題
まずは全問解き切り、その後に△と×だけを見直します。
こうすることで、限られた時間でも効率よく見直すことができました。
また、緊張していると普段ならしないようなミスも起こります。
- マークシートが1行ずれていないか
- 「正しいもの」「誤っているもの」など、問題文を読み違えていないか
- 消しゴムで別のマークまで消してしまっていないか
こうしたケアレスミスがないかも必ず確認します。
筆者は、十分見直しをしても時間が余る科目もあれば、最後まで時間いっぱい使っても不安な科目もありました。
途中退室する人もたくさんいましたが、周りは気にせず、自分が納得するまで見直しを続けることが大切だと思います。
試験当日は「今回で合格する」と決めて臨む
試験当日は「今回で絶対に終わらせる」と決めて会場へ向かいました。
保育士試験には科目合格制度があり、一度合格した科目は3年間有効です。
そのため、「今回は何科目か合格できればいい」と考えることもできます。
もちろん、それも一つの受験方法です。
ただ、筆者は「次がある」と考えると気持ちが緩んでしまうタイプでした。
そのため、試験当日は「今回で絶対に終わらせる」「二度とこの試験は受けない」という気持ちで受験しました。
筆者はこれまで複数の資格試験を受験してきましたが、毎回「一発合格する」と決めて本番に臨んでいます。
その気持ちが最後まで集中力を切らさず、一問一問を大切に解くことにつながったのだと思います。
もちろん、この考え方が全員に当てはまるとは思いません。
それでも、短期間での一発合格を目指すのであれば、「今回で合格する」という強い気持ちを持って試験に臨むことをおすすめします。
筆者が4か月前に戻れるなら、こう勉強します
実際に独学4か月で一発合格してみて、「もしもう一度最初から勉強するなら、こう進める」と思うことがあります。
① 最初から問題集を中心に勉強する
筆者はテキストから読み始めても、知らないことが多すぎて、内容が頭に入りませんでした。
そのため、問題集を解き、分からない部分だけテキストで確認する勉強法が一番合っていました。
② 2冊目の問題集はもっと早く購入する
試験1か月前に購入した2冊目の問題集は、問題だけでなく巻頭のまとめページも非常に分かりやすく、「もっと早く買っておけば良かった」と感じました。
問題や解説の切り口が異なるため、いろいろな出題パターンに慣れるという意味でも、2冊取り組んだ価値はあったと思います。
③ 模擬試験で点数が悪くても気にしすぎない
模擬試験では思った以上に点数が取れず、かなり焦りました。
しかし、模擬試験は合否を決めるものではなく、苦手分野を見つけるためのものです。
点数よりも、「どこを復習すればいいか」が分かったこと、そして勉強に少し慣れて気が緩み始めたタイミングで、もう一度気持ちを引き締められたことが大きな収穫でした。
④ 暗記は少しずつ積み重ねる
試験直前に暗記をまとめてやる予定でしたが、子どもの発熱で計画どおりに進みませんでした。
直前は何が起こるか分かりません。
教育思想家や法律など、覚えないと戦いようがない暗記ものは、早めに少しずつ取り組んでおくことをおすすめします。
⑤ 完璧を目指さない
最後まで計画どおりに勉強できたわけではありません。
それでも、優先順位を決めて復習したことで、一発合格することができました。
まとめ|保育士試験は完璧を目指さなくても一発合格できる
限られた時間の中では、「全部やる」ことを目指すより、「何を優先するか」を決めることのほうが大切だと実感しました。
保育士試験は試験範囲が広く、仕事や子育てと両立しながら勉強するのは決して簡単ではありません。
筆者も途中で勉強が思うように進まなかったり、子どもの発熱で計画が大きく崩れたりと、順調とは言えない4か月でした。
それでも、最後まで諦めず、自分なりに優先順位を決めて勉強を続けた結果、一発合格することができました。
この記事が、これから保育士試験に挑戦する方の参考になれば幸いです。

▼次は日本の教育思想家を覚えましょう!▼

