保育士試験の筆記試験・実技試験、ともに1発合格し、無事に保育士資格を取得することができました。
本記事では実技試験についてまとめています。
筆記試験についてはコチラの記事へ
今回選択したのは「音楽」と「造形」の2分野です。
忙しさもあり、実技試験の準備はかなり後回しになってしまいました。
同じように受験する方の参考になればと思い、体験談をまとめました。
この記事でわかること
筆者の勉強法をおすすめする記事ではありませんが、
「準備不足で受験するとどうなるのか」という一例として参考になれば幸いです。
実技試験の準備期間

実技試験では、「音楽」と「造形」を選択しました。
筆記試験が終わってからも、仕事が忙しかったことや、なかなかやる気が出なかったこともあり、実技試験の準備はほとんど進めていませんでした。
ようやく動き始めたのは、試験まで2週間を切ったころです。
ようやく動き出し、まずは参考書を買いにいきました。
ちょうどクオカードを使いたかったのと、中身を確認したかったこともあり、ネット購入ではなく、書店へ行き、実技試験用の参考書を1冊購入しました。
書店に置いてあった参考書は、翔泳社、ユーキャンと2種類あり、どれにするか迷いました。
デザインや構成などが異なるので、中身を見て相性がいいと思う方を選べばいいのだと思います。
内容的にそんな大差はないのではないかと思います。
筆者は、筆記試験で使用して気に入っていた出版社だった翔泳社の方のテキストを選びました。
▼使用した参考書はコチラ▼
ところが!
自宅で開いてみると、購入したのはまさかの前年度対応版でした…。
音楽の課題曲の楽譜も掲載されていましたが、昨年度の課題曲だったため、残念ながら参考にはできませんでした。
筆記試験ではずっと気を付けていたはずなのに…店舗にいったら油断しました。
まさか4階建ての大手書店の本店店舗に前年度版が並んでいるとは…。

とはいえ、造形の練習には十分活用できたため、そのまま使用し、新年度分の追加購入はしませんでした。
音楽(50点中45点)

試験前
もともとピアノ経験があったため、音楽についてはあまり心配していませんでした。
実技試験の参考書は前年度版だったため、掲載されている楽譜も自身の受験年度の課題曲とは異なり、残念ながら参考にはできませんでした。
さらに、自身の声質が低めだったことに加え、シャープ(#)やフラット(♭)付きの譜面はミスタッチのリスクもあるため、低いキーで調号なしに移調された譜面を使いたいと考えていました。
そのため、いずれにしても楽譜は別途用意することになったと思います。
年度を間違えたテキストを購入してしばらく放置したのち、試験1週間前を切ったころに今年度対応の楽譜(低いキーかつ、調号なしに移調されたもの)をネットで探して購入。
たくさんネット上で売られているので、自分が弾きやすそうと思ったものを購入するといいと思います。
なお、令和8年度から
「ピアノおよびギターの伴奏は、添付楽譜のコード進行を尊重して演奏すること。市販の楽譜を用いる場合も、添付楽譜のコード進行から機能的な変更が生じないようにする。」
という規定になりました。
これまでピアノでは比較的自由度が高かった点が変更されているので、市販の楽譜を購入する際も、
提示された楽譜のコード進行を尊重して作成されているか否か、よく確認してから購入する必要があります。
楽譜を準備したことで満足し、その後数日間はまた放置。

実際に弾いたのは、
- 2日前に約15分
- 前日に約10分
- 当日の朝に発声を兼ねて数回
程度です。
試験当日の流れや挨拶の仕方などについては、購入した前年度版参考書を事前に確認し、本番に臨みました。
結果は50点中45点(9割)。
ピアノ経験者であれば、この程度の準備でも合格できる可能性はあると思います。
なお、この練習量はピアノ経験があったからこそ成り立ったものです。
未経験の方は、十分な練習時間を確保することをおすすめします。
試験当日
参考書にあった試験の流れ通りだったと思います。
ただ個人的に予想外だったことが、試験官のお二人が想像以上に淡々としていて少し怖く感じました。
演奏後・退室時の挨拶への反応もなく、見向きもされず試験を終了したため、不安なまま試験会場をあとにしました。
大学受験の面接対策で、高校の受験対策担当の先生がリハーサルでやってくれた高圧面接の練習のときのことを思わず思い出してしまいました。
ただ、結果は45点だったので、雰囲気に惑わされず落ち着いてやるべきことをやることが大切だと思います。
造形(50点中33点)

こちらはかなり反省点が多くありました。
本格的に練習したのは数日程度です。
参考書に載っているイラストを真似しながら、
- 人物
- 背景
- 小物
- 表情
- 人物の動き
などのパターンを描いてみて、「これなら本番でも描けそう」と思ったところで練習を終えました。
練習問題も、テキストに掲載されていた4問程度を下書きしただけで、最後まで完成させることはありませんでした。
使用したテキストはコチラ▼
しかも、
- 時間は測らない
- 色塗りや背景は半端なまま、絵を最後まで完成させない
という、今思えばかなり無謀な事前準備でした。
本番で一番困ったこと
「45分あれば十分だろう。」
そう思っていました。
しかし実際は全く違いました。
最後はかなり急いで色を塗ることになり、納得できる仕上がりにはなりませんでした。
それでも一通り仕上げられたので、まあ受かったでしょと思っていたら…
結果は、33点。
※実技試験は50点満点中30点(6割)以上で合格です。
思ったよりも6割ぎりぎりで、自分でも驚きました。危なかったです。
実際に何が減点対象だったのかは、公表されていないため分かりません。
以下は、試験後に振り返って「ここは改善すべきだった」と感じた点をまとめています。
反省点
① 時間を測って練習する
これは一番の反省点です。
下書きに時間をかけすぎて、色塗りの時間が足りませんでした。
色塗りはそれほど時間がかからないだろうと考えていましたが、実際には想像以上に時間がかかり、最後はかなり焦ることになりました。
本番を想定して45分で完成させる練習は、少なくとも一度はやっておくことをおすすめします。
一度でも時間を測って描いておけば、本番での時間配分の感覚はかなり違ったと思います。
② 本番と同じサイズの紙で描く
私は本番と同じサイズでは練習していませんでした。
実際に描いてみると、思った以上に色を塗る面積が広く感じました。
一度でも本番サイズで描いておけば、時間配分の感覚はかなり違ったと思います。
③ 色鉛筆は使い慣れたものを使う
試験用に直前に24色の色鉛筆を新しく購入していました。
新品できれいだったのと、試験前に使って削りなおすのも面倒だなと思い、あえて新品は使用しないまま、元々持っていた12色の色鉛筆で練習をしていました。
24色と色数が増えたこと自体はとても良かったのですが、本番で初めて使用したところ、今まで使っていたものより芯が硬く、思ったような感覚で色が塗れませんでした。
新しく購入したのは「トンボ鉛筆 色鉛筆 24色 ロールケース入り」。
ロールケースになっている点や、発色、芯が折れない削りやすさなどはとてもよかったのですが、筆圧や描き心地はメーカーごとに想像以上に違いました。
新しい色鉛筆を使うなら、必ず事前に使い慣れておくことをおすすめします。
④ 色は思っているより濃く塗る
私は普段から薄めに塗る癖があったようです。
本番で試験用紙を提出する段階で気が付きました。
参考書にも色塗りは薄すぎないよう書いてあったので、なるべく濃くなるようには気を付けていましたが、それでも足りなかったように思います。
参考書の完成作品を見返すと、どれもしっかり濃く塗られていました。
完成したイラスト全体の印象も、色合いや細かな色使いよりも濃くしっかり塗られている方が見栄えが良くなるな、と終わってから気が付きました。
試験前に心配だった持ち物
筆者自身、試験前は「どこまで机上に出していいのだろう」と少し不安でした。
調べてみても、参考になる情報は得られないまま本番の試験会場へ向かいました。
筆記試験と同様に腕時計は机上で使えます。
筆者は、色鉛筆だけで計36本(24色+12色)、その他鉛筆4-5本、消しゴム、鉛筆削り、腕時計、を机上に置いていました。
その他、色鉛筆や鉛筆類ですが、色鉛筆は上記の24色と、削る時間を考慮して、もともと使用していた色鉛筆12色分も机上に出していました。
周りを見回す限り、多くの人は24色の色鉛筆1セットを用意しているようでしたが、24色+αを机上に出していても特に指摘されることはありませんでした。※ただし、+αの分は、色の種類は24色と重なるものなので、使用する色の種類は24個です
また鉛筆削りも試験開始前に試験官に確認して机上に出していましたが、とても削る時間や余裕などありませんでした。
しかし、万一のために手元に置いておくのが安心だと思います。
多くの方が鉛筆削りの使用許可をとっていましたが、試験官はロゴマークなどを細かくチェックしている様子でした。できるだけ無地のものが安心だと思います。
色鉛筆はロールケースタイプを使用していたため、机の上でも転がる心配はありませんでした。
一方で、鉛筆を落とすと試験官に拾ってもらうことになり、その分タイムロスになります。
ハードケース入りの色鉛筆を使用したり、タオルを敷いたりするなど、転がりにくい工夫をしておくと安心です。
試験開始直前までこのテキストを見返し、人物や背景、小物などの描き方を確認しながら、待ち時間は不要な紙にイラストを描いて最後の練習をしていました。
最後に
今回の実技試験は、準備不足だったことを自覚したまま受験しました。
そのため反省点も多くありましたが、無事に合格できたことにはほっとしています。
この記事で紹介した反省点は、これから受験する方なら改善できるものばかりです。
準備不足でも運よく合格できましたが、もしもう一度受けるなら、この記事で挙げた点は必ず改善して試験に臨むと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
